2015年次フォーラム「四国遍路は心の世界遺産なのだ」を久万高原町で開催しました。
2015年04月02日
平成27年3月21日、年次フォーラム2015「四国遍路は心の世界遺産なのだ」を久万町民館ホール(久万高原町)で約75名の参加者で開催しました。
第一部の基調講演では、愛媛大学の胡光法文学部教授の「四国遍路の世界遺産化に向けて−普遍的価値を検証する−」と、旅する世界遺産研究家・久保美智代氏の「世界遺産は人類の宝、四国遍路は地域の宝」と題してお二人の講師から講演いただきました。胡先生からは「世界遺産登録を目指す経緯や、文化庁から与えられている課題のひとつである普遍的価値を証明する研究の成果などを紹介していただきました。久保先生は遍路装束で自らの四国遍路体験や世界遺産の地域での価値を語っていただき、四国の魅力は地域に住む人たちによって支えられていると語られた。休憩時には地元のバンドメンバーによる「おへんろソング」の発表がありました。
第二部のパネルディスカッションでは、愛南町の大森氏からいままで取り組んできた遍路道整備作業や「宿毛街道中道復元整備事業」の状況報告があり、高野久万高原町長からは地元でのお接待の取組などの紹介がありました。また、四国霊場会青年部のご協力でロビーでは「お砂踏み」も実施し、参加者がお参りをされていました。




